300人の人脈

人間は誰でも300人の人脈を持つと言われています。

子供の頃のからの同級生や職場の同僚や仕事上の関係者、

ご近所の皆様や趣味などのサークル活動等々・・・

どんな人でも最低300人との人繋がりがあり、また人が人をさらに

繋げていくのです。社長の人脈というのは300人では到底少なすぎで

最低1000人はいなければ社長として失格だと言われます。それだけ

社会的に影響を与える人物が多いということを理解しておかなければ

いけないのです。



ところで、最近は300人の人脈があるとは到底思えないようなお葬式

が多くなりました。昔から生まれつき体に不自由があり、学校にも

行けず若くして亡くなる方や生まれてまもない赤ちゃんのお葬式は

家族とせいぜい親戚縁者くらいの人の縁しかないのですから、

お葬式もひっそりと身内だけでというのが定番です。

本来はそのような訳ありの方のお葬式しか家族葬ということは

なかったのですが、家族だけでお葬式を行うという名目の中で、

人の縁を無視したお葬式の運営がいつしか定番になってきています。

確かに90歳を超えてくると人の縁と言っても学生時代の同級生も

もはやこの世にいないし、仕事を引退して30年以上経っていれば、

昔の仲間がお葬式に参列することはほとんどありません。

さらに、地元から離れ介護施設に入所していればなおさらでしょう。

結果的に家族だけの家族葬になるケースというのはこのように

大往生と呼んでも良いような超高齢の方のお葬式にはよくあること

なのです。超高齢化社会の中でこのようなケースは本当に増えて

います。しかしながら、100歳近い方でもその人が人間である限り、

その人の人脈はあるのです。

家族葬で家族だけで行う中で、例えば、長年お世話になった老人

施設の職員の皆様とかは立派な人脈です。いくら家族葬だからと

いってそのような人の弔問さえも拒否をしてしまうのは私は

行き過ぎた家族葬だと思うのです。



いわゆる現役世代の皆様がお亡くなりの時に家族葬で行うのは

やはり、お勧めできません。お亡くなりになられた最低300人の

人の繋がりの人脈が絶対に家族葬で行なうことを邪魔するのです。

人は一人では絶対に生きて行くことができません。

その為に人脈という生きて行く為に必要な宝物が自分を守って

くれるのです。



















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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