- 日々いろいろ
2023年 今年もよろしくお願いします。
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最近は仕事上でも県外への出張に行くことが多くなりました。
「どちらからお越しですか?」
と尋ねられた時は「愛知県」ともしくは「豊田市」からと
答えます。
愛知県と言えばやはり、多くの方は「名古屋」と連想されるようで、
次に名古屋名物の話になるのです。
名古屋市と豊田市の距離感の話にもなるのですが、
東京と横浜くらいの距離ですよとお話しをするのが一番距離感を
解って貰えるのです。
「手羽先」「みそかつ」「エビフライ」「ひつまぶし」
「あんかけスパ」などの名古屋めしの話になると私たちは三河人
ですから、あまり地元豊田市には名古屋名物を食べれる飲食店は
少ないですよと回答すると「えっ」と驚かれます。
さらに食文化以前に言葉が違うというともっと驚かれるのです。
名古屋人が使ういわゆる名古屋弁と私たち三河人が使う三河弁では
発音からイントネーションも全く違うのです。
例えば、「あなたこれを持ってきて」という標準語を
名古屋弁にすると
「おみゃーこれ持ってきやー」になりますが、
三河弁だと「おまん、これ持っといでん」になります。
全く違うのです。車でわずか一時間の距離ですが、同じ愛知県ですが
名古屋市と豊田市では使っている言葉も食べ物も全く違うのです。
県外の方からは同じ愛知県で同じだと思われるのですが、
これは異文化であると言わざるえないのです。
言葉が違うということは様々な文化も違うのです。
葬儀の文化も名古屋と豊田市では全く違います。
お葬式につける返礼品も名古屋では来ていただいたお礼として
ちょっとした品物をお出しするのですが、三河では香典のお返し
まで一緒にお出しします。
食事も名古屋ではお葬式の前にお亡くなりになられた方と最後に
一緒に食事をするという「出立ち膳」がありますが、三河にはそれが
ありません。逆に名古屋では火葬場で助六を食べる風習が
ありませんが、三河では火葬場で助六を食べるのです。
尾張と三河の境界であるエリアを営業地域しているフューネでは
まず、お客様が尾張人なのか三河人なのかを見極めることは
最初の重要なジャッジです。その上で名古屋式のお葬式の提案を
したらよいのか三河式のお葬式でよいのかを担当者が判断をして
お客様に提案するのです。そうしないとお客様のあたりまえは
非常識になってしまい、時としてお叱りを受けてしまうことに
なるのです。
お葬式の文化は先人より脈々と受け継がれてきた地域文化です。
言葉が違えば葬送文化も違う。これは葬儀業界の一つの常識です。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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