お尻の約束

約束の時間を守るということは人としての当たり前の行為であり、

相手から信用を勝ち取るには絶対に時間の約束は守らなければ

なりません。フューネの社員としては3つの約束事を守ることを義務

としており、そのうちの一つが「時間を守ること」

なのです。

ちなみに他の2つは「挨拶をする」「掃除をする」

二つです。この3つの約束事は社会人としては基本中の基本です。



時間を守らないで遅刻をしてくる人は少なからずいますが、遅刻をして

も平気な顔をしているのは本当に失礼なことです。

時間を守らないのは自分の時間を失うのではなく、

相手の時間を失うことなのです。仮に20分遅刻をして

しまい、相手が3人居ればそれは60分の時間を失うことになるのです。



「遅刻をしない」ということは多くの人は意識をしていると

思いますが、意外に意識をしていなくて守られていないのが

「お尻の時間」です。

予定をしていた時間を大幅に超えても平気でしゃべり続ける方は

結構たくさんいるものです。

特に忙しい時は以後の予定が遅れることになってしまうのです。

せっかく良い講演をされても予定の終了時間を超えてもまだ話続けて

いる講師は最終的なお尻の時間を守っていないのでマナー違反で

時として良い印象が悪い印象になってしまいます。

このようなケースは本当にもったいないのです。




葬儀において「お尻の時間」を守るのは本当に至難の業です。

お寺様のお経が長い時や会葬者が多い時は要注意です。

そして、お亡くなりの方と最後のお別れに対してはできる限り、

こころゆくまで、そして納得できるまで時間を使って貰いたいのです。

それを叶えることによってお尻の時間をオーバーしてしまうことは

「仕方ない」では済まされません。

仮にお客様が納得できた最後のお別れができたとしても、今度は

火葬場の受付時間に間に合わないといった事態に陥ってしまうのです。




結局のところ、時間を守らないと多くの人が迷惑をします。

私は遅刻をしないといって言っていてもお尻の時間を守らなければ

時間を守ったことにはならないのです。

















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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