見えないものと繋がる お盆

毎年、この時期は民族大移動と言っても良いくらい、多くの人が

故郷を目指して移動をします。故郷に帰れば、日本中に散らばって

いる親族も集まり、お墓ではご先祖さまとの対面も済ますことが出来る

ことが出来る貴重な一週間なのです。

日本人の宗教感の中で、あの世に行ったご先祖様が自宅に帰ってくる

と古くから信じられている訳で帰ってきた見えないはずのご先祖様と

一緒に食事をしたり、リビングで寛いだりすることは自分はここに

いるというルーツというか立ち位置の確認ができる瞬間です。

フューネにはお客様からお盆に関するお問い合わせを毎年多数受付て

います。仏壇の飾り方から、お寺様へのお礼のこと。特に初めてのお盆

を迎えられるお宅にとってはお盆の諸行事もわからないことだらけで

ありそれをひとつひとつ丁寧に説明するのも私たちの重要な

仕事なのです。




今年のとあるお客様からのご質問。

「子供が出来たことをお盆の集まりで
言っていいのでしょうか?」

親戚が集まるところで「おめでた」をご報告することは良いことで

ありますし、ご先祖様がご自宅にいっらしゃるなら尚、素晴らしい

報告になるのではないかと思います。

過去・未来を通して見えないものと繋がっていることがどんなに

心強いのかということを実感できるはずです。

物事には目に見えるものと目に見えないものがありますが、本当に

大切なものは目に見えないものではないでしょうか。



目に見えない大切なものを大切にするお盆という慣習がどんなに

時代が変わっていっても、変わらずに私たちが大切に守り続けて

いるのは「目に見えない大切なもの」がどんなことか

解っているからです。

お盆というものは単に仏教の仏事を超えた日本人の心の根を

再確認できるものなのです。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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