空気を読む。直観力

空気は無味無臭であり、目は見えないものであるけれど、

仕事の上でもプライベートの数々の場面でも「臭い」というものが

存在するはずです。俗に言う、「空気を読む」とは場の空気を

読むことであり、空気を読めないで行う言動や行動は対人関係に大きな

悪影響を及ぼします。

「空気を読めない」という意味の「KY」という言葉が2007年に

流行り、同年の新語・流行語大賞候補にもなったことは記憶に

新しいのではないでしょうか。

場面・場面での空気を読む力、特にプロとしての仕事の中では

とても大切なことなのです。




丁半博打などで用いられる台は縁(ヘリ)のない畳を木綿の白布で

覆い、「鎹(かすがい)」と呼ばれる鋲で固定して作られます。

この台を「盆」と呼び、この盆の空気を読むことが博打に勝つ

重要な要素です。

この盆の空気を読めない人のことを「盆暗(ぼんくら)」

言い、現代でも空気を読めない人の慣用句になっています。



「空気を読む」ことはどんな場面でも大切なことですが、空気を読む力

を養うのは直観力を磨くことしかありません。

直観力を磨く為にはまずは本物を知ること。そして繰り返し同じこと

をやり続けること。

つまり、何かにつけ練習と経験がモノを言うのです。

葬儀の現場にはとても張りつめた空気がいつも覆っています。

この空気を的確に把握し、次に起きることを予測し先手を打てる

までには10年近い経験が私は必要だと思います。

確かに3年くらいのキャリアがあれば、一通りのことをこなす力は

あるのですが、不測の事態に対応する力が足りないと思うのです。

この空気を読む力は反復10年位の経験は必要なのです。

もちろん個人差はありますので、ただ長くやれば良いということ

ではありません。葬儀の担当者でも本物を知っている人は

早く修得できるのです。本物とは現代のおおよそ行われている

お葬式ではないやり方です。ご寺院様自身のお葬式。

社葬・団体葬の経験の有無。そして、現代の葬祭ディレクターに

とっては葬儀会館以外での寺院葬や自宅葬の経験回数も

要求されるでしょうか。




直観力を磨くこと。

プロと言われる仕事のレベルには絶対に必要なことです。














最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2024

11

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

PAGE TOP