雑誌が売れない

雑誌が売れない。らしい。

書籍も全盛期に比べれば売れる時代ではないけれど、何百ページも

あるような本は紙をめくって読みたいというニーズが強いのですが、

雑誌は簡単にスマホで様々なコラムなどの記事が閲覧できる今では

確かに売れないだろうなという推測は素人でもわかります。

病院の待合室で手軽な時間つぶしには雑誌の閲覧が最適だと思うの

ですが、そういえば、雑誌を読まずにスマホを操作している方々が

増えています。




葬儀の現場でも、以前と比べて格段に売れなくなってしまったものは

存在します。例えば「提灯(ちょうちん)」





ご遺体の脇にお供えをして49日の忌明けまで、飾る提灯を霊前提灯と

いいますが、これが売れないのです。

売れなくなった理由は時代に合わなくなったという単純な答えですが、

さらに分析をしてみると、病院から葬儀会館に直接お越しになるお客様

が増え、自宅を飾る必要が無くなったことや、7日毎に近親の方々が

集いお寺様にお経を唱えて頂き供養する7日毎のお勤めを省略して

忌明けをしてしまう方々が大幅に増えた為に、仏壇の周りを華やかに

飾る必要性が以前に比べて無くなっているのです。




これまで、慣れ親しんだものが無くなることは大変淋しいことですが、

時代は常に新しいものを求めている以上仕方のないことだと思います。

但し、ゼロにはならないのです。少数派になりながらもファンは

いますし、クラシックなスタイルを好まれるお客様は必ずいるもので

あり、音楽においても手軽にネットからダウンロードできる現代でも

レコードの針が売れているということに象徴されます。




売れないと嘆く前に新しいものを代案として提供する力と

古いものを守り抜いていく信念のどちらも、企業にとって大切な

ことです。新しいものの挑戦と古いものを頑なに守っていく姿勢と

いう点ではフューネは手前ミソですがバランスのとれた葬儀会社

だと思います。















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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