「既読」の効用と弊害

2014年4月18日付ブログ記事「既読スルー」でも

取り上げましたが、今や老いも若きも多くの人が使用している

「LINE(ライン)」にて届いたメッセージを読むと「既読」という

マークが相手に伝わり、それを返事もしないで放置しておくと学校では

いじめの対象になってしまうといったことが起きているという弊害を

ご紹介させて頂きました。




そもそも、「既読」というマークは相手がメッセージを読んだかと

いうことを確認するのに大変便利な機能であるのですが、

反面「既読」に縛られるように感じます。

では送った側に「既読」が付かなかったら、やはり何等かの心配を

してしまうものです。

「既読」の機能を思いついた「LINE」の開発者によると、

東日本大震災の時に、メールを送ったのに返信が無く、せめて見たか

見てないかが判れば生死の安否確認ができるのにといったことを

受けての誕生だったということです。

大災害からの学んだ教訓から生まれたのですね。




突然の死を迎えてお葬式になったお客様が「LINE」に既読が

付かなくて「おかしい」と思っていたらこんなことに・・・

と嘆いておられる方がいました。

自分の大切な人に送った「LINE」のメッセージに数日間、「既読」

のマークが表示されなかったら、本当に一大事だと思います。

遠く離れて暮らす家族の安否を確認できるのが「既読」の効用であり、

生死をの確認をするツールとしても有効なものなのです。








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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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