役得

辞書によると「役得」とは

その役目についていることによって得られる特別の利得や特権。

と解説をしており、大前提として役得を得るには何らかの「役」を

受けていなければなりません。

葬儀社としての役得はこれまでもこの「感動葬儀。」ブログ

で書いてきたとおり、お客様から頂く数々の役得があります。

また、会社の職制での役得については

2012年6月3日付記事「出世をしたくない人々」という記事に

くわしく書いています。




最近ふと思うのは、役得というものが明確に見えにくいのではないか

と思うのです。ついで言えば役得そのものに気付かない人々が多い

のではないかと思います。社長という仕事をしていると会社とトップと

しての役得はおそらく社員以上にたくさん享受しているはずです。

その反面、責任というものに対しては当然のことながらものすごく重い

のです。

先ほど述べたように役得に得るのは何らかの役を受けることが大前提

であり、役には必ず何らかの責任がついてきます。

役得が見えないというのは責任だけが目立ってしまう状態であり、

その部分にスポットライトをあてれば、役の引き受ける人がいないのは

当然の成り行きになってしまうのかもしれません。




葬儀の現場では事実上の葬儀実行責任者である喪主を誰が受けるのか

ということを遺族の間で揉めていることがあります。

喪主の責任とは円滑に葬儀に関する諸行事や手続きを進める義務に

加えご弔問の皆様に挨拶をするというプレッシャーにも耐えなければ

なりません。

その責任と引き換えに葬儀での主役というポジションを獲得することが

出来、多くの皆様と語りあえるという役得を取得できます。

そして、一番の役得は例えばお亡くなりの方みて子ならば、最後に

誰よりも親孝行ができるという役得があるのです。




これからの時代、喪主の役得を啓蒙していくことも葬儀社の役割

なのでしょう。その結果の役得を頂くことも葬儀社の役得です。











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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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