兄弟ってなんだろう?

兄弟というのは、ほとんどの場合は幼少期に同じ時間を共有し、

同じ両親に愛情を与えられ、共通のDNAを持つ存在と言っても

良いでしょう。年の近い兄弟ならば、喧嘩もしますが、人生において

お互いに支え合うことの出来る肉親であることは間違いのない

事実です。

大人になるにつれて、同じような環境で育った兄弟でもだんだんと

別の道を歩み出すと、兄弟でも会う回数が減ってきます。

幼少期に同じであった価値観もそれぞれが成長するに従って、

大きな差を生んでしまうことは仕方のないことかもしれません。

さらに、それぞれが結婚をしてそれぞれに配偶者と結婚すると

自分だけの価値観が配偶者に大きく影響してしまうものです。





さて、お葬式の現場では本当に仲の悪い兄弟にしばしば出会ってしまう

ものです。以前にブログに書いた通り、親の相続で揉めて、仲が

良かった兄弟がすっかり仲たがいをしてしまっているケースも多いの

ですが、そもそも、それまでに歩んできた道が違い、価値観の相違に

よって仲が悪い兄弟も多いものです。

また、それぞれの嫁が仲が悪く、それに呼応して兄弟までも仲が悪い

というケースも。。。



兄弟の仲が悪いお葬式では長男が喪主なのに次男が仕切っている

とか、葬儀後のお骨の取り合いをしているなどと言ったケースも

見受けられます。

一旦、関係性が不自然になると他人よりも修復が難しいのが兄弟

であり、また、兄弟のとりまく人間関係のすべてが不自然な状態に

なってしまうことがあります。

男の兄弟とは、お互いが良きライバルであるからこその喧嘩や謀略は

昔から変わらないことの一つでしょう。



兄弟がうまくいく方法は

「順序を守ること」に尽きます。

兄がいて弟がいる。

この順番が守られていないからこそ起きる不仲がほとんどでは

ないでしょうか。

親のお葬式の時に、不仲な兄弟の姿を見るのはとても孝行息子の

することではありませんよね。















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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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