継承者を必要としない。

最近のお墓のニーズをみていると以前の価値がほとんど通用しなく

なってきているように思います。

お墓というものはそもそも自分の死後に葬られる安住の地であった

はずですが、その期間も永代であって永久ではないのです。

永代とは永久ではなく、30年とか40年といったような比較的長い

期間は保証されていますが、期限のあることなのです。

先祖を代々守っていき「家」を守るという考え方が日本人の考え方で

あったのが、「家」を守ることに関してはあまり執着のない世の中に

なってきたと思うのです。

今や様々なお墓のなかで、一番売れているのは

「継承者を必要としない」

ものであり、納骨堂・永代供養墓・樹木葬などです。




お墓を守るのは費用のかかることです。

費用がかかる以上は継続する為に、どうにか捻出しなければ

ならないのですが、費用を捻出できずにお墓が維持出来ない家も

増えています。

自分の死後にお墓を守ってくれる人がいないという方が本当に

増えていますし、そのようになったのは家族の在り方が変わって

きていることが間違いのないことです。









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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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