続・遺灰ビジネス

今から8年前の2009年4月22日付けブログ記事「遺灰ビジネス?」

取り上げました火葬場で遺骨を持ち帰らないご遺族が所有権を

放棄をされた遺骨の中から有価金属を回収して換金することは

今でも賛否両論あります。

ブログ記事はコチラ→ http://fune.boo-log.com/e49073.html






ご遺族としては、しかるべきところに埋葬をして欲しいと思って

いても所有権が自治体に移転にした残骨灰は年々増加の一途です。

特に以前に比べて収骨をする骨の量は本当に少なくなっています。

握りこぶし大位の量だけ収骨して残りはは所有権を放棄してくる

といった少量の収骨を希望されるお客様は本当に増えています。

葬儀の簡素化の波の中では今後もますます増えていくはずです。

実際にすべてのお骨を収骨される方というのは全体の1%くらいで

あり、ほとんどケースが一部のご遺骨を収骨するというものです。




8年前にブログに取り上げた時の名古屋市の売却益は1000万円。

これでも当時随分と驚いたのですが、2015年での統計で

名古屋市健康福祉局環境薬務課から「金、銀、プラチナ、

パラジウムを約4880万円で売却した」と発表があったのです。

名古屋市の火葬場は自治体が運営する火葬場としては

国内最大級です。売却額も国内最大級ですが、約5000万円の

収益になることに驚きです。



遺族の感情は複雑でしょうが、遺灰を引き取りを業者に依頼すれば

1円入札になり、業者に大きな利益になってしまうという問題もあり、

それならば、自治体が収益をあげるべきです。

それで年間多額の税金を投入している火葬場の運営が少しは

よくなれば良いのですが。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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