尊厳死について



昨日の11月26日葬儀会館フューネ紫雲閣

「尊厳ある生と死について学んでみませんか?」

と題し、日本尊厳死協会 東海支部 支部長で弁護士である青木仁子氏の

講演を開催しました。



平日の開催にも関わらず多くの方にご参加を頂き有難うございました。

「尊厳死」について、1時間を講演で分かり易くお話頂きました。

「尊厳死」を希望している方でも

実際には法整備が整っていない現状では

尊厳死協会に加入していても余程、しっかりとした意志を持って対応しないと

延命治療をされてしまうとのこと。

なぜならば、日本の医療の基本的な考え方は

「1分でも1秒でも長生きさせること」

が大前提だからだそうです。つまり、延命治療を望まないという考え方は

現在の医療の原則から真っ向から対立する考え方

ということなのです。しかしながら、マスコミの調査では

「無用な延命治療をしたくない」

という希望者は全国民の80%の方が

希望しているという現実もあるのです。

これほどの希望者が多いのにも関わらず法制化がなかなか進まないのは

医学会においても明確な基準をつくることが難しい問題であるとともに

実際に「日本尊厳死協会」に入会している会員が全国で

12万人しかいないという現実があるそうです。

例えば、法律が無い為に医者が一旦つけた人工呼吸器を外すことは

たとえ家族が「これ以上の延命はやめてください」と要望されても

現在では殺人事件になってしまいます。

結局、「安楽死」の議論になりますが、できることなら最期の時を

迎えるにあたって

痛みを取り除いて安らかな「死」が選べるような

法律を早く策定して頂きたいものです。

延命治療を望まないのなら、そのことを「自分自身」がしっかりと

意思表示しなければならないのです。







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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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