ご遺体搬送の旅



人の死は時として突然訪れる時があります。

旅行中の心不全・不慮の事故、その他様々の理由で亡くなります。

自宅の近くで亡くなれば何も問題はないのですが、

例えば、旅行先で亡くなれば向かえに行かなければならない。

フューネでは基本的に日本国内であれば、どこでも霊柩車と共に

お迎えに行きます。

私も過去には東京や大阪方面までお迎えにいったこともあります。

逆に豊田市周辺でお亡くなりなって全国各地まで

霊柩車でお客様をお送りすることもあります。

特に、豊田市は九州方面の出身者が多い為、

九州方面にお送りすることが結構あります。

とはいえフューネのグループ会社「ゼロナイントヨタ」の霊柩車の

最長記録は東は会津、西は姫路までです。

あくまでも目安ですが、500キロを超えるならば

霊柩車ではなく飛行機で空輸したほうがコスト的に安くなるから。

もちろん時間的にもずっと早くなります。

このような場合は中部国際空港〔セントレア〕までお迎えにいったり、

お送りしたりします。

日本の法律ではご遺体は「貨物」

ご遺族の感情を考えますと

「貨物」ではないだろう

と思いますが、

霊柩車も法律的見地では「貨物自動車」なんですね。

そして空港では「貨物」ゆえの宿命があり、

お棺をダンボールで梱包したり、検疫を受けなければならなかったり

結構大変です。

飛行機となると国内だけでなくその範囲は海外までとなってきます。

とくに日本人が多く行くハワイで突然お亡くなりになり、

残念ながら飛行機で帰ってくることがあります。

逆に自動車関連企業が多い豊田市では研修等で来日されている

外国人の方が突然亡くなり、空輸の手続きのご依頼があります。

特に外国へお送りする際の手続き書類は何枚もあり

しかも全て英語表記。英語をもっと勉強しておけばよかったなんて

思う瞬間です。

今まで、フューネがお手伝いした最も長い旅は南アフリカ共和国まで。

自動車関連企業で研修に来ていたのに突然の死。

知らない異国の地でさぞ無念だったでしょう。

直行便はなくシンガポール乗換えのたった一人の寂しい旅となりました。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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