魚になった生花

フューネではお葬式の時の祭壇を出来るだけ

お客様の要望に近づけるよう日々努力しています。

亡くなられた方をイメージした祭壇を好きだったお花を使って

作ることもあります。

例えば、ヒマワリ真っ赤なバラなど明るい色の花も使います。



「葬儀」の花といえば「菊」というイメージはいつの頃からか

定着したのか私もよくわかりませんが、そもそも

「葬儀のお花は菊でなければならない」

なんて決まりがあるわけでではありません。

ですから、菊にこだわらず、自分を好きなお花をお供えすれば良いのです。

もっといえば、花が嫌いであれば祭壇を花で飾る必要もないです。

例えば、果物だけをお供えしても良いし、

過去にも花を一切飾らず、

「ロウソクの灯り」だけをお供えしたこともあります。

無数のキャンドルがなかなか、幻想的で素敵な祭壇でした。

なぜ、葬儀といえば菊の花になったかというと、様々な理由がありますが、

一番の理由はバラとかの洋風のお花と比べるとコスト的に安いから

特に愛知県は渥美半島を中心に「菊」の産地で

他の地域と比べてさらに安く調達できるからなのです。

今でも生花が手に入りにくい地域は「造花」を使っています。

「〇〇造花店」なんて社名はたいていが葬儀屋さんなのですね。

さて、先日フューネで行なわれたお葬式での場面。

新入社員のレポートから引用させていただきます。

打ち合わせの際に、カサブランカで魚の形を作って欲しいとの要望を受け、

先輩方がそれに応えようと、生花で魚の飾りをされていました。

先輩方は、「良い出来ではない」と言われていましたが、

自分から見たら、良く出来ていて魚だというのがちゃんとわかりました。

故人様を祭壇の前に安置させて頂いた後、

祭壇を魚の形にさせて頂きましたと

先輩から一言・・・パッと見た、親族の方々から、拍手が沸きました。

こういうことも、とっても大事な事だと、改めて思いました。


祭壇の飾りは故人そのもので、人生を表すものであってほしい。

これからもお客様からの出来る限りの要望に

お答えしていきたいと思います。



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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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