長寿のお祝い

最近、フューネがお手伝いするお葬式でも「明治生まれ」

おじいさん・おばあさんのお葬式は滅多に無くなりました。

2008年の現在、明治45年生まれの方で満96歳

100歳近く生きていなければ、明治生まれではないのです。

代わりに増えているのが、「平成生まれ」の方のお葬式。

交通事故・事件・自殺・若くして重い病気。

なんとも、若い方のお葬式には辛い理由が存在します。

さて、日本は長寿の国といえど、100歳近くまで生きた明治生まれの方には

長生きされたことへの尊敬と「長寿への憧れ」があります。

最近ではなかなかお目にかかることが出来なくなってきましたが

「花篭(はなかご)」というものがあり、このカゴの中に金銀を含めた

色とりどりの折り紙を細かく切って作る紙吹雪とお金

(昔は5円が主流だったが、今は50円・100円が多い)

を入れ、花篭を振り、紙吹雪とお金を撒きます。





このお金を拾うと「長寿にあやかれる」という言い伝えがあり

お葬式に参列した人が競って拾うのです。

まるで、結婚式の時に未婚の女性が花嫁が投げる「ブーケ」

拾うと次に結婚できるといわれる「ブーケトス」のお葬式版みたいです。

花篭はお葬式の中のお祝いなのです

中には長生きしたおじいさん・おばあさんのお祝いに

お葬式の時に赤飯を炊き、近所の方に振舞うなんて風習もあります。

もっとも最近ではこのような場面に遭遇していませんが。

悲しいお別れだけれど、長生きしたことをお祝いする風習は

是非、残していきたい日本の良き葬送文化だと思います。

「花篭」を使うのは、特に何歳からという決まりはありませんが、

概ね80歳以上で亡くなった場合からが望ましいとされています。

「花篭」はフューネの倉庫にいつも常備しています。

滅多に使うことが無くなった、「花篭」だけど是非もしもの時の

長寿のお祝いのご利用をお勧めします。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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