火葬場建設問題

日本の死亡者人口は年々増え続け2030年にはピークの170万人

達するといういう予測が総務省と厚生労働省が統計として発表されています。

昨年、2007年の死亡者人口は108万1,174人

死亡者数は調査開始以来最高とのこと。

今は死亡者数は出生者数を上回り

今後ますます日本の人口は減少していくのです。

あと22年間で年間62万人の方が今より亡くなる方が

増えることは避けられない事実です。といういうことは

今の火葬場の処理能力では足らなくなるのは目に見えています。

おかげさまで豊田市を含め三河地方では比較的火葬場の施設が充実している

自治体が多い為、「火葬場が満杯で火葬できない」ということは

ほとんどありませんが、東京では火葬場が満杯の為、3日位お葬式を

待つなんてことは結構頻繁に発生します。

実は名古屋市においては220万もの人口があるにも関わらず、

火葬場が一箇所しかない為、今でも処理能力が限界なのですが、

このままいけば火葬場が足りません。

そのような事態をさける為、港区に新しい火葬場建設の計画がありますが

なかなかうまくいきません。

誰もが火葬場は必要な施設だと思っていますが、

「自分の住んでいる隣にできることは絶対イヤ」

まさに住民にとっての本音の部分で、火葬場建設計画というのは

「総論賛成、各論反対」の論議になってしまいます。

実はこれは日本中で起きていることで名古屋だけが決して例外ではないのです。

8月7日中日新聞の記事によると地元町内会が名古屋市に対して

日本財団が提唱する「火葬船」構想を検討してほしい

という要望書を出したとのこと。

以前、私のブログ記事でも「火葬船構想」をとりあげましたが、

なかなか実用化までは難しいのでしょうか。

また、今年の8月7日、三井住友建設が火葬場を地下に建設し、

地上部分に公園を整備する手法を自治体向けに開発したということ。


詳しくはコチラ→http://www.smcon.co.jp/news/2008/080807.html

近隣住民に配慮した火葬場がこれから出来ることを願っています。

このままでは間違いなく火葬場が足らなくなることは事実なのですから。


最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2024

11

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

PAGE TOP