亡くなる場所

今の日本では病院で亡くなる方が85%を超えているのが実情ですが、

ご存知の方も多いとは思いますが、国は終末期の医療費を削減するために

長期療養者が入院する医療病床を大幅に削減し、

自宅や老人ホームなどの病院以外の場所での在宅死を

死亡者がピークとなる2038年に4割に引き上げることを

目標に掲げています。

今、医療現場で起きている「3ヶ月で追い出される」という問題は

この国の政策によって起きているのですね。

決して医療従事者が好き好んで3ヶ月で追い出している訳でなく

いくら決まった政策といえど、この医療現場で起きているジレンマ

をなんとか解消して頂きたいものです。

実際に今から20年・30年後は病院で亡くなることが

一種のステータスになる世の中になりそうです。

つまりこれからの時代、病院に入院をし続けるということは

今よりもっとお金のかかることになっていくのです。

世の中の変遷の中で、今後は自宅で最期を過ごす方が増えてくると思われます。

実際、余命宣告を受けた方の80%「自宅に最期を過ごしたい」

いう望みをもっているというデーターがあります。

しかし、「実現不可能」だと思っている方が60%もいるのも事実。

実際、最期を自宅で過ごす為の条件として一番はなんと言っても

「介護してくれる家族がいること」

そして次に大事なのは

「急変時の医療体制があること」

「家族に負担があまりかからないこと」

「自宅に往診してくれる医師がいること」

まあこの4項目を全部クリアしていないと

私は自宅でお亡くなりになることは無理だと思います。

とはいえフューネのお客様の中でも

「自宅で最期を過ごすこと」にチャレンジして

実際に終末期を自宅で過ごされ

お亡くなりになられた方は本当に幸せな方々だと思います。

例外なく家族の愛情たっぷりで別れの瞬間も涙・涙・涙

家族と最期の瞬間を共にして亡くなることは

私自身も望む、死に方の理想だと思います。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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