喪主と施主

お葬式を実施するのは誰?

という質問の答えとして

「喪主」と答えられる方と「施主」と答えられる方がいらっしゃいます。

どちらも正しいような気がしますが、どちらが正しいのでしょうか?

そもそも「喪主」とは祭祀を執り行なう者、または

祭祀権の継承者のことです。

これに対し「施主」とは「布施をする主」を意味した言葉で、

葬儀費用を負担し、葬儀を運営する責任者のことです。

一般的なお葬式の場合、「喪主=施主」というケースがほとんど

ですから、何も問題が起きませんが、

時として喪主と施主が違う場合のお葬式が結構あるのです。

例えば、社葬などの大規模なお葬式の場合、喪主様は遺族で施主様は

会社の代表者ということになり、ほとんど場合は喪主と施主が別人

なのです。

個人葬の場合でも喪主は故人の長男ですが、施主は喪主の叔父なんてこと

もあります。本当は長男である喪主が施主も勤めればよいのだけど、

金銭的事情で親戚がお葬式の費用を出すなんて時はこのケースになります。

つまり、時として喪主と施主が違うと

考え方に相違が生じ、トラブルのもとになるのです。

こんな時、葬儀社の担当者はとっても大変な目に遭います

簡単には喪主様と施主様の両方を立てることは無理で、

どららかの意見を尊重しなければなりません。

もちろん、話し合いで両者の意見がまとまればいいのですが、

実際には決裂というケースが多いのです。

どちらも故人様の為に「しっかりとお葬式をしよう」

と思っていらっしゃるから余計に難しくなるのです。

やはり、「喪主」と「施主」が同じ方が務めるのが一番

葬儀社の社員なら誰もが思うことではないでしょうか。







最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2025

4

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

PAGE TOP