- お葬式の知識
待機という仕事
葬儀という仕事に従事した新人の頃、指導を頂いた先輩に 「葬儀の仕事はとにかく待つ仕事だぞ!」 と教...
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2008年の日本の人口は過去最大の5万1千人の自然減になったと
厚生労働省の人口動態統計の資料に記載されていました。
死亡数が出生数を上回ったことは
2008年12月7日付ブログ記事で取り上げさせて
頂きましたが、2年連続で死亡数が出生数を上回るのは
戦後初めてのことだそうです。
戦争で人口が大幅に減ったことは過去にはありましたが、
いよいよ日本という国は
自然に人口が減っていく状態になってしまったようです。
「少子化」の問題にスポットライトが当りますが、実は
「子供が産める年齢の女性が減っている」
というのが大きな要因となっていると厚生労働省が分析しています。
減っているのに加えて、結婚しない女性も多くなっており、
今後ますます出生者数は減少し、逆に死亡者数は増加して行きます。
少子高齢化の波は案外予想以上に加速していくのかも
しれません。
確かに亡くなる方が多くなっており、お葬式の需要は増えていくかも
しれませんが、実は年々増えているのが「お葬式をしない」方々が
増えているのです。
私たちの業界でがこれを直葬(ちょくそう)といいますが、
今や東京圏では全死亡者数の30%の方々が直葬を望まれます。
直葬という言葉を初めて聞かれる方は「お葬式をしない」なんて
ありえない!と大抵の方がおっしゃられますが、
分かりやすく説明すると
「婚姻届」を役所に提出して式も披露宴もしないで結婚するのと
一緒です。つまり、お葬式をしないで
病院から直接火葬場へ直行するから直葬というのです。
直葬が増えてきたのは宗教感が希薄になってきたということと
なんといっても面倒を見てくれる人がいなくなってきたと
いうことの2点が大きな要因です。
実際に直葬とは言葉は悪いですが遺体処理の要素しかなく、
死者を「送る」という弔いの本来あるべき姿がないものです。
今後、少子高齢化に伴う人口減が加速するとますます直葬を望まれる方が
増えてきます。私は「お葬式をしない」というのは、
亡くなった方の人生を全否定するような気がしてなりません。
金銭的事情を含めどんな事情があるにせよ、せめて最期くらい
ささやかでも「お葬式」はやってほしいものだと
思います。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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