お葬式の食事

お葬式を施行するのに喪主さまが一番頭を悩ますことは

「食事の数の把握」だと私は思います。

限られた時間に親族、お手伝いの方、お寺様の人数を把握し、

食事の注文をいれることは本当に難しいことなのです。

原則的に冠婚葬祭事というのは、親類縁者が集まって会食することが

多いのですが、結婚式や法事のように何ヶ月前から準備ができるのならば、

数も正確に把握できるのですが、お葬式になるとお亡くなりの日が

お通夜なんてことは頻繁にあり、実際に

「やってみないとわからない」という状態なのです。

実際にお葬式では想定外のお身内の方が大勢お越しになり、

「食事が足らない」事態になることが頻繁にあるのです。

その為に私たちフューネの社員は喪主さまに

食事の予備を頼んで貰えるようにお願いしていますが、

「余ったら勿体ない」ということと実費がかかるということもあり

協力していただけない場合もあります。

このような場合には「食事が足らない」事態になり易いのです。

喪主さまの性格もあると思いますが、完璧主義者の方ほど

お葬式の食事の手配に関してはうまく行かないことが多いのです。

食事の数に関してはあいまいな方は

「悩んだって誰がくるのかわからない」

と余裕も持って食事を注文して頂けるので、結果的に成功するのです。

結局、お葬式というものは「誰がくるかわからないもの」

なのです。

食事に限らず、お葬式を成功させる秘訣は「曖昧さ」が大事なのです。













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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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