緊張する瞬間

お葬式のお仕事の中で、何度やっても何年やっていても

緊張から逃れられない瞬間があります。

それは、「病院にお迎えに行くこと」

どのようなお客様かどうか会ってみないと解らないという不安や

この先どんな悲しみの局面が待っているのか解らないということが

大きな理由だと思います。

もちろん、この緊張感は「死というものに慣れない」ために

プロとしては絶対に必要な緊張感だと思っていますし、

緊張感無くしてお客様に接することはサービスのプロとしては

あってはならないことだと思います。

私の友人や知人のお身内が亡くなり、フューネにお仕事をご依頼されるケース

はいくらお客様が知り合いでどんな人か分かっているからといって安心という

ことはなく、むしろ知らない方よりも緊張するものなのです。

なぜならば、日頃お会いしている時とは違って初めて見る

悲しくて険しいお顔をされていることが多いのです。

そんな友人、知人の初めてみる厳しい表情に

毎回、身が引き締まる思いにさせてくれます。


人の死には様々なドラマがあり、病院で初めてお客様と対面する時の

私たちの対応も様々です。

中には救急車で運ばれ突然の死を向かえ、放心状態のご家族

いらしゃれば、長年の看病生活が終わり悲しいけれど

晴れ晴れとした表情をされたご家族もいらしゃいます。

なかには、医療ミスが原因でお亡くなりになったご様子で病院の関係者と

一触即発状態のご家族も。

ピリピリとした空気がなんともいえません。

時には病院に怖いお兄さんばかりで別の意味で

緊張することもあります。

病院での緊張する瞬間。これからも続いて行きます。




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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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