長寿の時代といえど・・・

ここ最近フューネでは100歳以上の生きられた方のお葬式が集中しました。

今では本当に数少ない明治生まれの方です。

高齢化の時代といえども100歳というハードルを超えることは容易なことでは

なく戦争の時代を含め数々の苦難を乗り越えて一世紀以上の歳月を生き

抜いたこられたことは本当に賞賛に値します

長生きをすることは素晴らしいことではありますが、ただ長く生きるということは

それだけ多くの別れと遭遇することは避けられず、

以前、ある老人ホームで100歳のおばあちゃんが

「みんな死んでわしだけになってしまった。」

と言われた言葉が私にとっては衝撃的で今でも忘れることができません。

先日、フューネでお葬式をされたお客様は106歳の大往生

なんと子供さんが16人いらっしゃるそうで、孫、ひ孫、玄孫(やしゃご)まで

いれると300人くらいの大家族です。

しかしながら喪主を務められたのは9男の方で16人いた子供さんの半数は

既に他界されています。

子供さんよりも長く生き続けることはこのお客様に限らず、

最近ではよくあることです。

高齢化社会がもたらした社会問題のひとつだといえると思います。

長生きをされたお客様に共通するのは「お葬式は家族だけ」という

ケースが増えています

亡くなられた方の同級生はじめ友人、知人、同僚などは既にこの世にいない

ケースがほとんどで、亡くなられた方にとって

社会的なお別れの場を必要としないことが

大きな要因でしょう。

しかしながら、いくつになっても人が人がある限り、

社会的なお別れはゼロという方はいないのです。

例えば、晩年生きることをサポートしてくれた主治医や老人介護施設の

職員の方など。

そのような方にとって家族だけのお葬式というのはお葬式に参加することが

出来なくて結果的に「別れ」の場所が無くなってしまうのです。

社会的な別れの場所を排除した完璧な家族葬というのは

いつもお葬式の後にしこりを残します

昨今の長寿社会では今後ますます「家族葬」の需要が高まっていきますが、

家族だけのお葬式の問題点を解決することも

私たち葬儀社の使命です。












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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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