- お葬式の知識
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お歳暮、年賀状が年々少なくなっていると感じるのは私だけでしょうか。
不景気の影響もあり、取引先とお互いに出していたお歳暮も廃止された
企業もあり、同様に年賀状も経費節減で出す枚数を減らしているところもあります。
合理的に考えると〝無駄〟に見えるこうした季節のご挨拶も省略してしまうと
人間関係もギスギスしたものになりかねません。
そもそも冠婚葬祭自体は〝無駄〟のおかげで成り立っているの
ですから。
しかしながらこの〝無駄〟の冠婚葬祭があるおかげで
日常生活のマンネリズムを防ぐことが出来ているのです。
さて、冠婚葬祭の希薄化からか、お葬式にご弔問のお客様をお呼びすることを
〝無駄〟と思っているのか、はたまた単に流行りに乗っているだけなのか
わかりませんが、お葬式の形態を家族だけが参加する家族葬を希望される
お客様が最近はかなり増えてきました。
それに伴い、フューネでお手伝いさせていただく家族葬は失敗が続出です。
もちろん、フューネは葬儀のプロですから、儀礼の運営上の失敗が
続出していたら大問題ですが、ここで言う失敗とはお客様が「家族葬」を選んで
行なった結果、
「大切なお葬式を家族葬でやらなければよかった」
という後悔が残ることを指します。
なぜ、後悔の残る家族葬が増えてしまうかというとお客様自身が
家族葬の特性を理解しないで選択されてしまうから。
安易に
「義理だけの弔問のお客様は必要ない」
「葬儀後の香典返しをするのがめんどくさい」
「家族葬は安い」
といった理由で家族葬を選ばれるのが最も失敗しやすい原因です。
逆に家族葬の特性を十分に理解して行なえば一般葬とは違う点で
非常に満足度が高いお葬式ができると思います。
では家族葬の失敗として一番よくあるケースは
「お葬式は家族だけで行なえたが、お葬式の後会社や
ご近所に知れ渡りお葬式後に毎日のように
弔問のお客様が自宅に押しかけた。」
という例があります。
この失敗例は誰でも陥りやすいもので特に故人や喪主が社会的地位の高い方や
新興住宅ではなく何世代も代々その土地で暮らしている方は要注意です。
家族葬は社会的なお別れの場を排除してしまう特性を持って
いますので社会的なお別れをしなければ世間が納得しない方には
家族葬は不向きなのです。
もっとも後でお別れの会や49日法要にてしっかりお別れの場を設ければ
何も問題はありません。次に多い失敗は
「思ったよりも葬儀代が高くついた」
という例です。
これは、「家族葬は安い」という間違った先入観をもった方が
失敗に陥ちいるケースです。
確かに一般の弔問客をおもてなしする費用が必要ない為に葬儀社に支払う
葬儀費用は安く済みますが、お寺さまに支払うお布施は一般葬でも家族葬でも
変わることはほとんどありません。
また、お葬式の祭壇を含めた葬儀を行なうに必要な備品が家族葬だからと言って
いらなくなる訳ではないのです。
さらに、家族葬で費用が高くつく最大の原因は
香典の収入が入ってこないことです。
ですから、一般のご弔問のお客さまをお呼びしたお葬式と比べると
葬儀総額が安くなってもお施主様の実負担額が上がってしまう
ということになるのです。
葬儀総額-香典収入=施主の負担額
という方程式を理解せずに「葬儀総額」だけで安いか高いか判断するから
このような失敗が起こるのです。
家族葬が希望だったけれどご弔問のお客様がお越しなるとうれしいと
語られる喪主さまが多いことも現実です。
どうかやり直しの効かないお葬式ですから、
どのようなお葬式にするのかじっくり検討して頂きたいものです。
そして、どんなことでも葬儀のプロのアドバイスを参考にしてください。
失敗のないお葬式を行なう為には必要なことですから。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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