お客様目線

先日、フューネの役員のお母様のお葬式がありました。



葬儀社としてお客さまのお葬式をお手伝いすることは慣れていても

喪主の会社関係者としてお葬式に参加することは慣れていないのが

案外、葬儀社の社員の本音かもしれません。



いつも仕事をしている自社の葬儀会館でも、サービスを提供する側と

される側で立場が違うと見える視点が変わってくるものなのです。

つまり、普段とは違う「お客様目線」で見ることができます。

「葬儀社目線」では決して見ることが出来ない数多くの「気づき」

「お客様目線」にはあります。

私達、葬儀社のスタッフは良い意味で葬儀に慣れることは必要なことですが、

時に慣れすぎると

「お客様の心の痛み」に鈍感になりやすい

ものです。葬儀社の社員にとって身内のお葬式は決して忘れてはいけない

初心に帰る良い研修の場でもあるのです。

悲しいことはいえど自分の身内のお葬式を経験した社員は

間違いなく成長します。

「親を亡くした悲しみ」や「遺族としての気持ち」

実体験することで自分自身が担当するお葬式を「お客様目線」

プロデュースすることにより磨きがかかってきます。



葬儀社の社長としてはお客様の気持ちをより解ってもらう為に

社員自身の身内のお葬式はひとりでも多く体験して貰いたいものですが、

それは社員の「不幸」を推奨するようなもの。

ひとりの人間としては複雑な気持ちです。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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