無縁仏



新聞記事は2010年4月1日付の中日新聞朝刊の記事です。

名古屋市で生活保護を受けていて亡くなり、ご遺骨の引き取り人が

居ない人が年間400人に達しているという内容の記事です。

10年で2倍になったこの数値はおそらく今後も増え続けて行くでしょう。

今、全国的に生活保護の申請をする方が恐ろしいペースで増えています。

特に体を壊され働けなくなった方や高齢者が受給の申請をされることが

多いのです。

このような記事を目にするとご遺骨の引き取り先が無い方が増えているように

思えるのですが、全く身寄りの無いという「天涯孤独」の方は

ほとんどいません。

人は人である限り、誰かしら必ず身内はいるものなのです。

しかしながら、様々な事情があるのでしょうが身内との連絡や付き合いを

自ら絶つ方や勘当されている方が生活保護を受けている方に多いのは

事実です。身内がいてもご遺骨の引き取りを拒否されれば

どうしようもないのです。ご遺骨を引き取るということは現実的に

半永久的に供養していく責任が発生し、供養をするのに

お金もかかります。

このようなことから例え親・兄弟のご遺骨であっても引き取りを拒否される方が

いることは仕方のないことでしょうか?




引き取り先の無い「ご遺骨」は無縁仏として公的な施設で供養される

のですが、無縁仏になられた方の気持ちは一体どんな気持ちなのでしょう。

今後ますます増えてくる「無縁仏」は今の日本が抱えている社会問題

の一端です。











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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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