遺影写真は一枚?

遺影写真の取り巻く環境は確実に変わって来ています。

ひと昔前では遺影写真のベースとなるカラーの写真をわざわざ

白黒で作成し、しかも、不自然な合成で黒の着物を着せた

写真でした。

現代では技術も大幅に進歩しお葬式の祭壇にビデオや複数の写真を

映し出す「動く遺影」サービスを行なっている葬儀社もあります。

フューネでは動画を使った遺影写真はまだ導入していませんが、

遺影写真を複数枚制作することを提案しています。



遺影写真はお葬式の式典では重要なアイテムですが、

お葬式の後にも仏間に飾っておくものです。この遺影写真ですがそもそも、

「遺影写真は1枚ではなければいけない」

という決まりなく、フューネではお客様のご辞退がない限り

最低2枚以上の遺影写真を制作しています。

「祭壇の飾る写真とお葬式の後に

ご自宅に飾って置く写真とは違っていても良い」


という考え方はフューネの遺影写真に対する基本理念です。

そして、2枚以上作ることの最大のメリットはお葬式の祭壇の正面に飾る

写真は少し真面目(仕事の時の顔)な顔をしていても、

自宅に飾る写真は笑顔(プライベートの家族にとっての顔)の写真を仏間に

飾ることができるのです。

最近では遺影写真が「笑顔」であることに抵抗感を抱く方が少なくなって

きています。おそらく、芸能人の葬儀の影響が大きい

思われます。

ニュースで報道される芸能人のお葬式は必ずと言っていい程、

とびっきりの「笑顔」の遺影写真です。

生前のいきいきした表情を写した写真が遺影に使われることが

いつの頃からか容認されるようになってきました。

しかしながら、まだまだご年配の方を中心に一部の方から「笑顔」の

遺影写真は「とんでもないこと」とお叱りを頂くこともあります。

それを解決する為に様々な表情の遺影写真を何枚も葬儀場の中に

お飾りすることで解決できると同時に亡くなられた方の人生を

遺影写真で表現することが可能となるのです。



亡くなられた方の「笑顔」の写真は残された家族にとってはかけがえのない

癒しの効果があるでしょう。そして高きところから

「いつも見守ってくれている」と思えてくると思います。

お葬式の後に何十年も残る遺影写真ですから、亡くなった後でも「笑顔」

いたいものですね。











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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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