知識がない

最近のお客様の動向を見ていると、総じてお葬式に対する知識が

年々希薄になっていることを実感します。

つまり、私たち葬儀のプロからみると「葬儀の素人ばかり」です。



世の中には情報が溢れ、何か調べる時は気軽にインターネットで調べら

れる世の中なのに、お葬式の知識やしきたりだけは年々理解している

大人が少なくなってきているのです。

以前にも指摘させて頂きましたが、近隣に住んでいる方の家で

不幸が発生すると時には会社を休んでまでお葬式のお手伝いをすることが

ほとんど無くなってしまったのが最大の原因です。

つまり、お葬式そのものに関わることが非常に少なくなってきており、

実体験が非常に少なくなっています。



今、池上彰さんがニュースの意味を非常にわかりやすく解説する番組が

人気のテレビ番組となっています。

この番組を見ているとニュースを見るのにも

最低限の予備知識が必要であることに

あらためて気づかされます。

お葬式も全く一緒であり、実際に喪主さまとのお葬式の打ち合わせの

場面では打ち合わせよりも用語解説を主体にしなければ事が進んで

行かないようなケースにしばしば遭遇します。

これからの時代は葬儀社のサービスとして葬式の用語もわかりやすく

解説することの必要性が重要視されるようになっていくでしょう。

私の書いているこの「感動葬儀。」ブログもお客様の葬儀の知識や

用語解説に役立てば幸いです。



お葬式をあえて「商品」と捉えると自動車を購入する時と金額的には

ほとんど変わらない商品なのですが、自動車を買う時のように事前に

ほとんどのお客様が商品知識を仕入れていないことが私たち葬儀社の

立場から見ていると信じられないのです。

もちろん「縁起でもない」とお葬式のことを日常の生活の中で避けよう

とする日本人独特の「忌み嫌う」文化の影響が大きいのですが。



いつ突然やってくるかわからない「お葬式」。

イザという時に慌てなくても済むように最低限の葬儀に関する知識

だけは持っていたいものです。












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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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