豊田市の古瀬間聖苑火葬場が4月1日から、火葬料金を　　

豊田市・みよし市に住民票がない方の火葬料金を改定前の

25,000円から50,000円に値上げをしました。

いきなりの料金2倍の値上げです。

豊田市に限らず、火葬場の料金の値上げは今、日本中で起きています。

豊田市の市外料金の値上げ理由は「火葬に係る費用が1体あたり

約52,000円(平成19年～21年の平均)であり、圏域外住所の

利用者に対し、火葬に係る費用んも相当額を負担してもらうため」

とのこと。

つまり、決して法外な値上げではなく利用者に対して

実費負担を要求することになったのです。

ちなみに、古瀬間聖苑火葬場の場合豊田市・みよし市の市民であれば

火葬料金は4000円です。

以前のブログ記事に何度も書いている通り、実際に火葬するのに必要な

エネルギーを灯油で換算すると70リットルのエネルギーが必要です。

その他、火葬場で火葬する為のコストは職員の人件費・光熱費・

業務維持管理費補修などの工事費など。

豊田市の場合はこれらのコストが約52,000円係っており、市民の利用費が

4,000円で済むのは残りがすべて税金で賄われているから

できることなのです。

これは日本の火葬場運営が原価を考慮しないで大量の税金投入による

政策でこれまで行なわれていたのですが、今後増え続けていくいっぽうの

死亡者人口を考えると、市民税を払っていない方には実費負担をお願いする

という理屈はわからないではありません。

しかしながら、豊田市の場合は幸い豊田市内に火葬場があるのですが、

例えば、近隣の東郷町・日進市の市民の場合は火葬場がなく、

市民はそれぞれの自治体に市民税を払っているのに、火葬場の利用に

関していえば高い圏外料金を払わなくてはなりません。

火葬場の料金というのは結構不公平の感があるのです。

できることならば、日本国民である以上、火葬料金は

全国一律の統一料金を国が定め、原価割れの部分は国税を

投入するのが最も公平な政策になるのではと以前から私は思っています。




火葬料金は現在でも自治体によって市民は無料というところも

全国の自治体でもかなりたくさんあります。

これは今までの「死」に対する相互扶助の精神が政策に大きく影響して

いますが、財政難の自治体が多い中、これからは火葬費用の実費分の

負担はあたりまえの世の中になっていくと思います。