ドライブスルー

ファーストフード店に代表されるように車から降りることなく、

商品やサービスが受けられるドライブスルーは便利で手軽な

サービスです。

私自身はどちらかというと、ドライブスルーは苦手な部類であり、いつも行く

ハンバーガーショップでテイクアウトの際でもわざわざ、車から降りて店頭で

商品を購入するタイプですが、確かに雨天時や小さなお子様連れや

体の不自由の方にとって重宝するサービスではないでしょうか。

若い方でもドライブスルーならパジャマのままや化粧を落としたすっぴん顔の

ときでも気軽に買い物にいけるから利用をするという方も多いのです。




現在の日本ではマクドナルドのドライブスルーの他に

ケンタッキーフライドチキン・スターバックス

有名ですが、長崎ちゃんぽんのリンガーハットやカレーの

CoCo壱番屋などの飲食店もドライブスルー店舗を導入しはじめて

います。

飲食店以外にも銀行ATM、クリーニング受付・引渡し、

調剤薬局での受け取りなどの店舗や

ビデオレンタル店の返却であったり、

年賀状を投函するのにドライブスルーを開設する郵便局

もあります。

これらはのサービスは車からわざわざ降りずにしかもスピーディに商品の

購入やサービスが受けられるということが日本でも広く分野に広まって

いったのでしょう。



ところで、アメリカカリフォルニア州ロサンゼルス郊外ににある葬儀会館で

なんとドライブスルーでお別れが出来る

「ドライブスルー弔問」が好評なんだとか。

葬儀業をやっている私も唖然とするサービスです。




ドライブスルー弔問の動画が見れます↓
http://www.latimes.com/news/local/la-me-adv-drive-thru-funerals-20110417,0,2298531,full.story


これを日本で今取り入れれば間違いなく「不謹慎」という批判を

多数頂戴するでしょう。

しかし、よく考えてみるとこれもお客様目線で考えてみると理にかなった

サービスかもしれません。

少子高齢化の現代社会では生前親交のあった方が亡くなり、お葬式の参列を

希望しているお年寄りの方がお葬式会場までの交通の手段が無かったり、

体の調子の悪い方が車から降りずに簡単にお別れができる気軽さというのは

今の私たちが提供しているお葬式のサービスの中にはなかなか

見つけることができません。




病院から葬儀会館に直接入られるお客様が年々増加する中、

確かに普段着で簡単にお参りができる機会が減っていることは事実です。

お葬式のお別れがドライブスルーになってしまうことは日本ではまだまだ

先の話だとは思いますが、決してありえない話ではないと私は思います。


最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2024

11

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

PAGE TOP