通夜のお経が多種多様

私は幼い時から地元の球団中日ドラゴンズのファンですが、

今も昔も私の周りの友人は必ずしも地元のドラゴンズ以外の球団の

ファンは数多くいます。

ファンとは客観的でなく、特定の対象に対して贔屓し、応援することですが、

なぜファンになったかという理由は理論で明確に答えられる方も少ないのも

現実です。

それでも、「お父さんがファンだったから」という理由で幼少期にファンを

世襲してしまうことはよくあることですし、逆にあまりに熱狂的で反面教師と

して対立する別の対象に対してファンになってしまうこともあります。

結果的に一つの家族の中で応援するプロ野球球団がバラバラということも

よくあることです。




さて、憲法で宗教の自由が保障されている日本では信仰する宗教は

自分自身の信念で決めることができるのです。

結果的に一つの家族の中で神道、仏教、キリスト教をはじめ

新興宗教に至るまで信仰する宗教がバラバラというご家庭も多くあるのです。

特に亡くなられた方と喪主が全く違う宗教を信仰していた場合では

どの宗教でお葬式の式典を行うかということは難問となるのです。

家族間の話し合いの結果、どの宗教の式次第を採用してお葬式を催行する

かまとまれば良いのですが、中には全くまとまらないことがあります。

そのような時は私たち葬儀社ができるアドバイスとしては

故人の遺志を尊重することをオススメは致します。

あくまでお葬式の主役は亡くなった方ですから。

それでもまとまらない時は折衷案です。

よく行われている方法として、お通夜を別の宗教で2回以上行うと

いう場合です。

18時に喪主の信仰している新興宗教でお経で通夜を行い、

19時から先祖代々の家の宗教で行うといったような方法があります。

私が経験したこのような方法で最高は3回です。

その時は立正佼成会・創価学会・曹洞宗でした。

17時より1時間毎にそれぞれの宗教の導師が読経をしました。




家族の中でも信仰している宗教が違うという事実は

世界では滅多にないことであり、

現代の日本人の象徴的な事例かもしれません。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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