- お葬式の知識
待機という仕事
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先日、あるお客様からの何気ない質問を頂きました。
「宮司さんのお葬式は神社でするのでしょ。」
確かに、お寺の住職が亡くなった場合は、いくら葬儀会館でお葬式を
するお客様がほとんどの時代になったとはいえ、暑くても寒くても
ほとんどの場合、自坊(自分が住職のお寺)でするものですが、
神主さんの場合も同様の考えで神社で行うと考えてもおかしくはありません。
しかし、神主さんや神葬祭を希望されるお客様のお葬式を
神社で行うといったことはまずありえません。
結論は「神社でお葬式はしない」のです。
神社はあくまで神を祀る場所であって、ケガレを嫌う神道では
鳥居の内側に死者をいれるということはタブーなのです。
ですから、神社ではお葬式はしないのが一般的で、宮司さんが
亡くなった場合は神社以外の場所で行います。
今では、ほとんど葬儀会館を利用されるのが一般的ですが、
葬儀会館というものが無かった時代は、宮司さんの自宅や集会所が
お葬式の会場であったのです。
そもそも今の神道の儀式として知られている神葬祭は戦後に
確立した形式で歴史的には非常に日が浅いものなのです。
江戸時代は徳川幕府の政策により、寺請制度と呼ばれる
方策で、たとえ神主であってもどこかの寺院の檀家でなければ
なりませんでした。その為に、神主さんのお葬式は神道で行わず
仏教式で行った、つまり、お葬式は仏教寺院に任せていたのです。
古代では神道でも「モガリ」という葬儀の形式で行われていたのですが、
中世である江戸時代は天皇家以外ではほとんど行われていないのが
実情でした。
その為に、神道のお葬式自体が歴史の中でほとんど登場しないわけですが、
意外にその事実を知らない日本人が多いということもまた事実なのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎えた。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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