老齢の喪主

少子高齢化社会に伴い、老人が老人を介護する「老老介護」

社会問題になっています。

老人が老人を介護するということは、体力的にも精神的にも介護をする

ハードルが高く、また介護をする本人も認知症であるなんて現実もあります。

介護疲れによる結果の家庭崩壊や最悪の場合は家族間での殺人事件までに

発展してしまう可能性もあり、本当に誰かの助けなしでは健全な介護は

難しいのです。




ところで、葬儀の現場では、「老老介護」の先に、老人が喪主をする

お葬式がしばしあります。

100歳近く生きた方のお葬式では喪主を務める子供年齢も80歳前後の

老人である場合も多く、運よく孫が喪主を務めればよいのですが、家庭の

事情等でそうはいかないケースも多々あるのです。

もちろん喪主を務める年齢に条件がある訳ではなく、逆に小学生の

お子さんが喪主を務めるお葬式もある訳です。

しかし、老人が喪主を務めるということはやはり体力的には厳しい

言わざるえません。

高齢の方が喪主様の場合、やはり、ひとつひとつの動作や物事を

決定することがどうしても遅くなってしまいます。

そして、時にはお葬式の間にご気分を悪くされ、葬儀場から強制退場の

場合も起こります。





これからの時代、もっと老齢の方が喪主を務めるケースが増えてきます。

老齢の喪主をサポートして、円滑にお葬式の進行をすることはこれからの

葬儀社にとって重要な責務であると考えているのです。





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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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