長寿の喜び

フューネではここ最近、100歳以上の方のお葬式が続いています。

100歳を超えるということはいくら長寿の時代といっても容易なことでは

なく、本当に長生きすることの素晴らしさがお葬式の随所に現れるのです。

まず、100歳以上の方のお葬式の共通点としては親族の数が多い

ということです。

子、孫、ひ孫、やしゃごまで入れるとそれだけで50人くらい

いらっしゃるのはザラであり、その配偶者や関係者を入れると親族だけで

100人なんてお葬式もあるのです。

5世代の近親有縁の皆様が集まることのできる素晴らしさは

長生きすることの素晴らしさの一つであると確信しています。

反面、故人の友人、知人の参列の方が少ないのも長寿の方の

お葬式ならでは。

故人の同級生や友人などはもう既にこの世にはいないのが通常ですから。





二つ目の共通点として、「長生き」に対する

表彰状や記念品を葬儀会場に飾ること。

日本で100歳の誕生日には内閣総理大臣から表彰状を頂けるのです。

他にも知事、市長からの表彰状もあります。




三つ目の共通点は「明るいお葬式」であるということ。

若くして亡くなられた方のお葬式とは決定的に違うのは

やはりこの部分でしょう。

人が亡くなることは「別れ」であり、本来悲しいものであるはずですが、

悲しさの中に含まれている「無念さ」とか「悲惨さ」が全くないから

明るくなるのでしょう。

もっとも、亡くなった本人に聞いてみることが出来るならば

「もっと長生きしたかった」

とおっしゃられるかもしれませんが、周りの方々は「長寿」を賞賛する気持ちで

いっぱいだからこそ、「明るいお葬式」なのです。




2011年日本の平均寿命は男性が世界4位の80歳

女性が世界1位の86歳です。

総合では堂々の世界1位の83歳です。

80歳を生きられるこの国ですが、よくよく考えてみると平均寿命まで

生きられるのは国民の半分のみ

あくまで平均ですから理論上そうなのですが、私たちは

平均寿命まで生きられるように錯覚しています

だからこそ、平均寿命以上生きてきた方を賞賛しなければならないし、

あやかりたいと思わなければなりません。

そして、100歳を超えることは本当に喜びであり、素晴らしいことなのです。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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