お舟入り

三笠宮家の寛仁(ともひと)親王殿下が6月6日にご逝去なされました。

型破りな発言で知られ、「ひげの殿下」の愛称で親しまれた殿下は

がんに伴う手術や治療は16回に及んだとのこと。

本当に強い意志でがんと闘っていたお姿は素晴らしいものでした。

私が殿下のお姿を最後に見たのは昨年です。

豊田市高町にある障害者施設の社会福祉法人とよた光の里を

応援する団体でフューネも入会しています「とよた光の里後援会」が主催する

ウェルフェアコンサートでの席上でご挨拶をされている時でした。

声帯を切除され人工喉頭と呼ばれる器具をのどに当ててのご挨拶でしたが、

力強く、ユーモラスなご挨拶でした。




殿下のお葬式は皇族の葬儀の形態である

斂葬の儀(れんそうのぎ)で行われます。

古来よりの皇族の葬法である斂葬の儀には様々な儀式があります。

その一つ一つがお葬式の各種儀礼の原点であり、現代のお葬式では

省略されてしまうことが多いものばかりです。




さて、各種儀礼の中に一般の葬儀の納棺にあたる

「お舟入りの儀」があります。

これはお棺をあの世まで旅をする舟であると見立てているといいますか、

お棺はあの世までの乗り物であるのです。

ちなみに、お棺の形は舟の形をしているものを使うのが本当なのです。

納棺のことを「舟入り」というのは皇族のお葬式に由来しているのです。




ところで、私のこの「感動葬儀。」ブログは現在、40万アクセス

を記念して、先日、ヘッダーをリニューアルしました。



私がフューネの愛くるしいキャラクターに囲まれて舟に向かって何かを

たむけているのはこの舟入り(納棺)を表現しているのです。



下の写真はフューネのテレビCMの一コマですが、15秒のシーンの中で

この静止画像は私が一番こだわって制作したところです。

わかりますか?




亡くなった方がお棺の中から家族(遺族)が舟入りの儀式をしている

のを見ていることを表現しているのです。

フューネという会社の社名を正式にはあえてアルファベットのFUNE

したのもFUNE(舟)という意味を隠した社名なのです。




フューネのお葬式では納棺という儀式をとても大切にしています。

これからも舟入りの精神を受け継いだ、どこの葬儀社よりも

丁寧で感動的な納棺式を目指します。


フューネのテレビCM


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初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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