名前を刻む

「歴史に名を刻む」

ような大業を成し遂げたいという人間の欲望が多くの人が持っている

欲求ですが、実際には歴史に名前が残るような人はごくごくわずかです。

類似の意味合いとして「永遠」とか「不朽」という意味が含まれている

ことから考えても生物学的にも生きた証を残しておきたいという人間の

あたりまえの欲求なのでしょう。



さて、歴史に名前を刻めなかったいわゆる普通の人は生きた証を

墓標に刻みます。

現代の石塔は一人一つではなく「○○家の墓」という家単位のお墓が

主流ですから、石塔横に置く、墓誌と呼ばれる石版に刻むのです。

主にお墓に埋葬されている方の没年月日や戒名・俗名・年齢など、

略歴を記すことが多いのですが、最近では座右の銘など好きな言葉なども

刻む方が増えています。




石に文字を刻むのは古代のエジプトのピラミッドを見てもわかる通り、

他の物質と比べるても風化するスピードが遅いからです。

現代でも5000年前の文字がはっきりと解るくらいの状態ですから、

自分が残したいメッセージを後世に伝えるには石に刻むのが最も

古典的ですが、確実な方法なのかもしれません。

東日本大震災にて被災した岩手県釜石市に

津波記憶石が建立されました。

くわしくはコチラ↓
http://tsunami-ishi.jp/kamaishi-nebama/



2011年3月11日 午後3時9分~24分
子供達、そしてその次の子供たちに伝える為に
この津波に被災した者としてその教訓を伝える。
津波は、この津波記憶石の10m上まで襲ってきた。
大地震と津波はいつ発生するか不明だが
日頃より、今いる場所からどこへ逃げれば良いかを決めて
おくことが大切。地震発生から逃げるには十分な時間である。
この津波石の裏山15m以上登れば安全な場所に辿り着く。
家族達やここに集まった人たちに伝えます。



ここに刻んであるメッセージは後世の人々に絶対に知っておいて欲しい

教訓とならなければいけないのです。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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