連続するお葬式

「最近、身内のお葬式が連続であるのですよ。」

という言葉を喪主をされる方を中心に頂くことがよくあります。

一見すると不幸がその人に降りかかってきているように錯覚しがちですが、

良く考えれば偶然ではなく必然なことがわかります。

喪主を務められる方が60歳以上であれば、自分の親の兄弟姉妹は

間違いなく後期高齢者です。しかも父方と母方の足すと5人以上も

いれば1年の間に2回・3回とお葬式が連続して発生することは

かなりの確率で起こりえるのです。



それでも、本当に不幸の連続が一年以内なんていうスパンではなく、

一週間以内というスパンでやってくることもあります。

私が駆け出しの頃に経験したお葬式で、喪主様から見て父が亡くなり

お葬式をしている最中、病院から自分の妻が亡くなったという連絡が

入りました。お葬式の会場は自宅でした。葬儀の司会をしていたわたしが、

読経の最中、喪主席まで呼ばれ、耳元で

「葬儀屋さん、祭壇片付けなくていいから」

と言われた時、私はその言葉の意味が瞬時に理解できませんでした。

後から事情を落ち着いて聞いたときには大層驚いたものです。




身内のお葬式も限らず、職場の関係のお葬式やご近所のお葬式が

連続することもあります。

統計学的に判断すれば単なる偶然なのですが、何とも不吉な予感が

するように感じます。

とにかく、お葬式は連続しないことが、精神的にもっとも良いのです。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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