ビートたけしさんが書いた書籍 「間抜けの構造」という本を

楽しく読ませて頂きました。

「間」の取り方で世界は変わる

ということですが、間の取り方に失敗した「間抜け」の人々の事例は

とても面白く、大変参考になりました。

本の紹介文は下記の通り

間”の取り方で世界は変わる――。漫才、映画、会話、そして人生……、この世で一番大事な“間”の話。

見渡せば世の中、間抜けな奴ばかり。どいつもこいつも、間が悪いったらありゃしない。“間”というものは厄介で、その正体は見えにくいし、コントロールするのも難しい。けれど、それを制した奴だけが、それぞれの世界で成功することができるんだよ――。芸人、映画監督として、これまでずっと“間”について考え格闘してきたビートたけしが、貴重な芸談に破天荒な人生論を交えて語る、この世で一番大事な“間”の話。



葬儀の司会でもうまい下手を構成する要素は声が大きい・美しいといった

ことよりも「間」が大事なのです。

間の取り方が下手の人の司会はどうしても事務的な冷たい感じに

なってしまいます。反対に間の取り方のうまい司会は式典を厳粛で

厳かなものにしてしまいます。言葉と言葉の間の無音が緊張感を

醸し出してくれるのです。

そして、葬儀の式典運営にも間は大事です。

例えば、お棺を囲んで最後に花をたむける最後のお別れのときに、

どのように言葉をかけるかによって、またどのタイミングに花をお棺に

入れるか・末期の水をどのタイミングで行ってもらうかによって涙を

流す人の人数が変わってくるのです。


葬儀の司会者がこだわる間の取り方の時間は0.1秒単位です。

葬儀の素人さんには解らないレベルのことをこだわるからこそ、プロであり

この技術が最高の司会に繋がっていきます。





間の取り方が特別に難しい言葉は「合掌」という発声です。

声の大きさ・イントネーションの強弱も難しいのですが、合掌と発声した後に

どのくらいご参列の皆さまを合掌させておくかということはその時々の状況に

よって違ってくるのです。

「間」の取り方一つでお葬式の善し悪しに影響がでることが解っている以上、

私たちは絶えず、お葬式の「間」の取り方を追求していく責務があるのです。


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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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