喪主の挨拶

お葬式の主催者として、喪主がする挨拶があります。

挨拶の内容は会葬にお越しいただいたお礼、故人のエピソード、

残された家族への支援のお願いなどが大きく挨拶を構成する要素です。

喪主の挨拶はお葬式の中でも極めて重要なコンテンツであり、

挨拶の出来不出来によってお葬式の善し悪しに大きく影響してきます。




挨拶と言ってもそれは話す人でさまざま。

親子の間の感動的なお話しや感謝・感謝のお話しなど、人を感動させて

くれるすばらしいご挨拶はもちろんですが、残念ながらちょっと頂けない

ご挨拶もあります。

自分のことばかり話し出す人・10分以上延々と話しをする人・

全く他人事のように心のこもっていない話しをする人などなど・・・




多くの喪主様の場合、人前で挨拶することがとても緊張する

ことだと言われます。

お葬式の間、挨拶のことで頭がいっぱいでフューネの係員に

「挨拶まであと何分?」

と繰り返し聞いてこられる方もいっらしゃいますし、そもそも挨拶をすることが

どうしても嫌で喪主を務めることを固く固辞される方もいらっしゃいます。

そのような場合、喪主が挨拶をせずに親族代表で誰かに挨拶を代行して

もらえば良いです。この話を聞いた途端に「やっぱり喪主をやる」といわれる

ケースはよくあることです。

もっとも挨拶に気を取られてせっかくのお葬式に集中できないのは本当に

残念なことです。



葬儀社として挨拶に不慣れな方が困らないように例文をご用意しています。

多くの喪主様はこの例文を参考にしてご自身の挨拶を考えられます。

もちろん、そのままお読み頂いても立派な挨拶になるように作成して

ありますがそのままがゆえに思わず笑ってしまうような失敗も起きます。

よくある失敗として「ご厚情(ごこうじょう)」

「ゴ・ア・ツ・ジ・ョ・ウ」と読んでしまう方が多いこと。

もちろん間違えて読まれないようにふりがなを振ってあるのですが、

緊張しているのか、読まれる方の思いこみなのか、はたまたその両方なのか

わかりませんが間違えるのです。



喪主の挨拶を成功させる秘訣はどんなに短くてもよいですから、

型通りお話しするのではなく、

自分の言葉で想いを込めて話すことです。

いつやってくるかわからないお葬式の挨拶。

準備をする必要はありませんが、心づもりは持っていたいものです。




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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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