葬儀の受付

各種、催し物には必ずといっていいほど、「受付所」を設けます。

チケットのやりとりや記帳を求めたり、金銭の授受をしたりと催し物の

成否において受付所は重要な役割を担っています。



お葬式においても「受付所」の設置は不可欠な要素です。

もしも、受付所を無しでお葬式をすると喪主様はじめ、主要な方々へ

直接香典を渡され、それに対しいちいち丁重にお礼を述べなければならず、

また、葬儀後の記録として重要な誰が参列して頂いたかということを暗記

していなければなりません。受付所を設けないお葬式というのは参列者が

10名以下か全員親族といった場合くらいなものなのです。




お葬式の受付を担当するのは昔は近所の人々がするものというのが

常識でしたが、今は本当に様々な人々がやるようになっています。

会社や各種団体のメンバー・友人・知人がすることは今では対して珍しく

ありませんが、昨今の家族葬の増加に伴い、受付を親族がする

というケースが飛躍的に増えています。反対に大規模のお葬式では

会社のお取引金融機関の担当者が受付業務を担い、その場で

集計して口座に入金してしまうケースが本当に少なくなりました。

そして、受付業務自体を葬儀社に依頼してしまうお客様もいらっしゃいます。

フューネでは以前は利害関係者が現金を扱う受付業務はトラブルの元として

このようなご依頼をお客様から頂いてもお断りをしていましたが、お客様から

のご要望が多い為、現在では有償でお受けするようになっています。

但し、現金の集計だけはせず、香典袋を未開封のまま喪主様にお渡しする

ことをお受けする条件にしています。



他の葬儀社の事例ですが、あらかじめ登録してある電話番号の入力や

専用のカードをかざすことで受付が済んでしまうようなハイテクを用いて

いる葬儀会館もあります。お客様の立場に立った時に確かに便利で良い

サービスだとは思います。しかしながらフューネではあえてその考え方には

同調しません。受付で心をこめて記帳をすることは

焼香をすることを同等に捉えています。

言ってみれば機械を使って記帳することは焼香をせずに葬儀に

参列しているようなものだと考えます。

お葬式が終わって後日、喪主様が記帳された参列者の肉筆のお名前を

見た時に葬儀の情景が思い浮かぶものです。

肉筆には暖かさがあるのです。

フューネの受付所ではお客様が使いやすいサインペン・ボールペンを

ご用意してありますが、できることなら毛筆万年筆で是非、

記帳をして頂きたいものです。

記帳をすることはお葬式に参加したという唯一後日に証明できる証なのです。










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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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