- お葬式の知識
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2013年5月28日付ブログ記事「私がしっかりしていれば。」でも
触れさせて頂きましたが、運命とは文字通り、「運ぶ命」であるのです。
その人がそこに命を運ぶからこそ起きる様々な事柄は結局のところ、
その人の自己責任であり、自己責任である以上全てを
受け入れなければならないからです。
先日、遭難した辛坊治郎さんのヨット遭難事故も「九死に一生を得る」
結果となり、救出されたことはとても喜ばしいことです。
人の生きるか死ぬかの境界線は本当にわずかの差であり、大事故
に巻き込まれても、命を落とす人とそうでない人の運命は神様のほんの
ちょっとのいたずらではないかと思えてならないのです。
葬儀の現場では、ほんのちょっとの神様のいたずらで残念ながら
命を落とした人ばかりです。言ってみれば、そこに命を運んでいたから
こそ起きる悲劇をお葬式を通じてこれまで間の当たりに見てきました。
あと30秒そこに行くことを遅くしたら巻き込まれなかったであろうなどと
「if」の仮定のお話しを残念ながら、悲しみいっぱいにされるご遺族や
友人・知人の方々。。。
「九死に一生を得られなかった人」の死を受容しなければなりません。
悲しみのどん底にいる方々に間違っても言っていけない言葉の一つに
「これも運命だったね」
という言葉です。前述した通り、確かに「運命」なのでしょうが、目の前の
「死」を受容していない方々にとっては残酷な言葉になるのです。
人の一生を運命という言葉で片付けるのは感情的にはありえないのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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