豪雨

9月4日に名古屋市を襲ったゲリラ豪雨は私もあやうく被害者になる

ところでした。名古屋駅前のホテルにてある団体の集まりに参加して

いたのですが、窓の無いホールで式典が着々と進行する中、司会者の

方が大雨の情報を流され、新幹線・在来線を含む名古屋駅を発着する

交通手段がマヒをしているということでした。

実際に名古屋駅前のロータリーは車が数台立ち往生している状態であり

地下街の一部は水が地上より流入してきて水浸しで営業が出来なく

なっている店舗を何箇所かありました。

温暖化の影響でしょうか、これからもこうしたゲリラ豪雨が大都市を

襲撃する回数が増えてくるのでしょう。なんとも悩ましいことです。




さて、豪雨といえばやはり2000年に起きた東海豪雨を思い出さず

にはいられません。

ちょうど時期も同じでしたが、私も担当していたお葬式の対応には

本当に必死でした。

お通夜の始まる前に降り出した雨はお通夜が終わる頃には豪雨になり、

お客様がご自宅に帰るに帰れない状況になり、しばらく雨足が落ち着くまで

葬儀会館に待機して貰いました。

さらに、葬儀会館では大量の雨漏りが発生しました。通常の雨では漏れる

ことのないレベルでしたが、豪雨には耐えられなかったのです。

翌日のお葬式は親族も会葬者もまばらでした。

特に遠方からお越しの皆さまは道路が至るところで遮断されていて

辿りつけなかったのです。不名誉なことに私もお葬式に

間に合いませんでした。

急遽、代役の社員に葬儀の司会をして頂きました。

通常より1時間早く家を出ても大渋滞で、結局2時間の遅刻でした。

今でも自分の担当するお葬式で間に合わなかったのはこの時だけです。

なんとも後味の悪い思い出です。

葬儀会館のお葬式でもこのような始末ですから、自宅やお寺でのお葬式は

もっと大変です。東海豪雨の時も自宅のお通夜に立ち会った社員が

帰ることが出来なくなって深夜、救出に行ったことを思いだします。





何時、襲ってくるかわからないゲリラ豪雨。

遭遇した時は焦らず、まず身の安全を確保しなければいけません。

しかし、どんな時もお葬式は中止にはなりません。






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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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