午後のお葬式

お葬式が行われる一般的な時間帯は「午前中が多いでしょ」

先日あるお客様からご質問を受けました。お客様の推察の通り、

統計的にいえば午前中のお葬式が多いのですが、果たしてお葬式は

何時から何時までに行えばよいのでしょうか。

お葬式を何時から何時までに行わなければならないという法律は

ありませんが、地域によってしきたりはあります。

先に火葬をして午後にお葬式をするといったしきたりのある地域では

午後にお葬式をすることが暗黙の了解で決まっているのです。

制約があるとすれば、火葬場の問題だけです。通常の場合お葬式が

終われば速やかに火葬場に向かうことが通例ですので、火葬場の営業時間

に合わせてお葬式を施行していることが実態です。

フューネの本拠のある豊田市の火葬場は朝8時~午後3時半までが火葬の

受付ですので、朝は早くて7時からのお葬式ですし、逆に最終は午後2時

からのお葬式が限度です。

その範囲でお客様の希望を第一優先に考え、宗教家の都合や会場の都合を

考慮しお葬式の時間設定は決まるのです。



必然的に遠方から参列するご親族のことを考えると基本的に

午前中のお葬式に人気は集中します

午後のお葬式では初七日終了後会食をして全てが終わるのが

午後8時前後のことが多く、その日の内に家に帰れなくなってしまいます。

その為にもう一泊することを余儀なくされている遠方のご親族も多いのです。

午前のお葬式ならば、はほぼ日本中どこでもその日の内に帰ることが

可能となります。




しかしながら、お葬式の時間はなかなかお客様の希望通り取れないのが

現実です。そもそもお葬式は日にちの予約まではできない性質上、

各所の予約は「早いもの勝ち」であり、さらに宗教家の日程調整に

手間取ることがあるのです。特に土曜日・日曜日はお寺さまの場合

法事の予約を受けており、法事の予約は午前中に集中して、結果的に

午後のお葬式になることがとても多いのです。

午後のお葬式の場合、ほとんどの場合「訳あり」であり、何かの

都合の調整がつかなかったケースです。

葬儀社としても午後のお葬式は関係者の負担が大きく出来れば

やりたくないのですが、死亡者が年々増えてきている現状を

考えると火葬場の予約が午前中に出来ず、午後のお葬式になって

しまうケースがこれからますます増えてくるはずです。









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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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