遺影写真を選ぶポイント

終活ブームにのって全国各地で行われている終活フェアにおいて

遺影写真の撮影会をという企画が結構賑わっています。

遺影写真を用意しておくことが縁起が悪いと言われた時代から

「あらかじめ用意するもの」

と遺影写真をとり巻く考え方は以前と比べて大きく変化しています。

できることならば私も遺影写真になるような写真をプロのカメラマンに

撮っておいてもらった方が良いということは以前からブログで何度も

お伝えしてきました。


では簡単に遺影写真を選ぶポイントをお伝えしましょう。



①一昔前の遺影写真は、モノクロで真面目な表情の写真を使うことが
多かったのですが、最近は余程のこだわりがなければカラー写真が
当たり前です。できれば難しい顔をしているお札の肖像画のような
表情でなく明るい表情のものをえらびましょう。
例えば、趣味の踊りをしているときの着物のショットや、お孫さんとの
旅行を楽しまれている写真など、リラックスしてるときの表情はより
その人らしさが出るのではないでしょうか。


②お客様から頂く遺影使う写真のデータを最近はメール等で送信頂く
ケースが増えています。しかも携帯電話で撮影したものから遺影写真
として選択されるお客様が増えています。スマホなどの画面では鮮明
でも遺影写真の一般的な大きさは、四つ切りサイズです。このサイズ
に拡大すると結構ボケてしまう写真が多いのが残念です。さらにフューネ
では四つ切りサイズより大きな新聞誌の半分のサイズまで拡大した
大きな写真を祭壇用遺影として別にお作りすることが多いのですから
くれぐれもピントの合った写真を選ぶことが重要です。折角素晴らしい
表情の写真でもピンボケではなんともなりません。



簡単にいえば以上の2点を満たしていれば良いのです。

お若い方も遺影写真候補の写真を常に選択しておくことは大事なことです。



最近では10年前、20年前にお亡くなりになられた方の遺影写真を再度

作り直すというご依頼をお客様から頂くことが多いのです。

理由は様々ですが、多くは色あせてきてしまっているからという理由

が一番です。昔の遺影写真は技術も今よりは悪いので耐用年数が低い

ことが理由として挙げられますが、色あせの原因を辿っていくと大抵は

カビが原因です。つまり、お客様の保存状態も理由の一つです。


10年前、カラ―写真をわざわざ白黒で作ってしまった。固い表情の写真

を選んでしまったという前述のポイントを理解しないで作成した遺影を

作り直すという理由も多いのです。

白黒がカラ―に固い表情がにこやかな顔に。

たったこれだけの変更でとてもイメージが変わるものなのです。




遺影写真は一枚だけというルールはありません。何枚も作るお客様も

いらっしゃいますし、何度も作り変えるお客様もいらっしゃいます。

是非とも妥協をすることなくあなたにとって究極の遺影写真をご準備ください。









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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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