- お葬式の知識
霊柩車の中はカウンセリングルーム?
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一つの葬儀を完遂させるには葬儀の担当者一人ではできません。
多くのスタッフの支えがあってからこそ、初めて良い仕事ができるのです。
フューネの場合はそれが結果的に「感動葬儀。」に繋がり、
お客様から喜ばれることになるのです。
通夜、葬儀の儀礼式においてはフューネの場合司会者(担当者)と
アテンダント(サブ担当者)が基本的にセットになって式事を進めます。
成功の秘訣は言うまでもなく、メインとサブの担当者の呼吸が一つに
ならなければ出来ないのです。特にメイン担当者は儀礼式の間は司会を
しなくてはならない為に、その他の動きをサブの担当者に委ねなければ
なりません。司会者が発する言葉を動きでサポートしなければならない
のです。私も含めフューネの葬祭ディレクターはメイン(司会)と
サブ(アテンダント)ではどちらが難しいかという問いに対し、
満場一致でサブだと答えます。
なぜならばサブは司会者の気持ちや個々癖までも察知し、先周りしている
必要性があるのです。ですから、本来は葬儀の司会をある程度経験して
いなければサブはできません。しかしながら、稀に葬祭ディレクターの
見習い社員で司会がまだ出来ない為にサブに入ることがあります。
マニュアルに則った動きが出来ていても司会者からするとどこか頼りない
のです。それは基本的な動きができていても「司会者の気持ち」が解らない
からなのです。司会をしたことのない人は場面・場面で司会が焦ったりする
箇所やここにいて欲しいという立ち位置が解らない為に結果的に司会者が
イライラしてしまう動きをしてしまっているケースは往々にしてあります。
つまり、経験不足から「相手を思いやる心」が欠如する為におきる
ミスマッチなのです。こうしたことのないようにフューネでは
新人の初心者でもなるべく早い段階で葬儀の司会を教えるようにしています。
同時にメインとサブの両方の気持ちが解る社員が必要なのです。
他の葬儀社では分業制が故、葬儀の司会者。アテンダントは
アテンダントといった経験しか持っていない社員になっている場合があり、
この場合では何かミスが起きると責任の擦り付けあいと言ったことも
起きているのです。これではクオリティーの高い葬儀は完成しません。
フューネの「感動葬儀。」は担当者同士の「相手を思いやる心」で
お互いの心を揃えることで成立しているのです。
日本が誇る「茶道」の「おもてなし」も
「相手を思いやる心」が亭主と客の間にあってはじめて成立するものです。
もてなす側の亭主が幾らおもてなしをしてもそれを受け止める
客の力が弱ければ「おもてなし」が成立しません。
よく正客を務めるには亭主を8回以上経験したものでないとならない
といわれます。それくらい「もてなす」側より「もてなされる」側の
ほうが難しいのです。お互いの「相手を思いやる心」が大事なのは
言うまでもありません。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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