葬式は疲れる

大方の会社の慶弔規定では自分の両親のお葬式には一週間位の

忌引休暇が与えられています。加えて有給休暇や通常の休みを

組み合わせることにより、10日以上の休みを取得することが可能です。

本来であれば、心の疲れと身体の疲れを充分に癒してから職場復帰を

するのが望ましいのですが、最近のお客様の動向を見ていると一週間

どころか、葬儀の翌日には早くも職場復帰をされている方がいらっしゃい

ます。自営業者なら休むことが出来ないのは昔からの宿命でしたが、今は

サラリーマンも仕事が待ってくれないのです。

最も、お葬式は突然に発生する訳ですから、お葬式を行うにあたり様々な

用事をキャンセルした為、穴埋めに走るということが必要なのです。



さて、お葬式を一件行うということは非常に疲れることです。

特に連日の病院での看病から、夜中に起こされて臨終、通夜、葬儀と

いうケースになると3~4日ほとんど寝れないといった状態になります。

体力的にハードなのに、精神的も非常時で相当な心労が溜まります。

このような場合、お葬式が終わってからがとても危険です。

しっかりとした休息を取らないと倒れられて入院といったケースに

発展してしまうことも。

これまでに「葬式疲れ」が原因で入院をされたお客様も何人も

いらっしゃいます。

中には、喪主様がお葬式の後に体調を崩され、そのままご自身のお葬式に

なってしまったケースもありました。



私たち葬儀社の社員も一件のお葬式を受注から集金まで担当すると

本当に疲れます。しかしながら、お客様の心労はそれ以上。

少しでもお客様の精神的・体力的な部分の負担を和らげることが

私たちの使命です。






最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2024

11

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

PAGE TOP