雨のお葬式

今年は全国各地で梅雨入りは平年より若干早めでした。

毎年のことながら、梅雨の時期のジメジメ感は5月のさわやかな

空気に慣れた体には非常にうっとうしいものです。

高温多湿のこの季節にネクタイを締めることは不快なものです。

特にクールビズがすっかり定着した昨今ではお葬式の時に久しぶりに

ネクタイや上着を着用されたという方も多く、実際の気温以上に

暑く感じます。



この季節はどうしても雨を意識しなければなりません。

現在ではほとんど、快適な葬儀会館のお葬式の施行であり、

式典の進行に雨はあまり影響はなくなりましたが、自宅や寺院、

集会所で行うことが多かったひと昔では絶えず天気予報を気に

していました。

雨が降れば、それを避けるテントが必要になり、そのコストが

お客様負担であるが故、いつもギリギリまで粘ってテントを発注して

いました。できることならば、自宅の庭や寺院の境内地をテントで

覆いたいのですが、テント代というのは意外と費用がかかるのです。



「葬儀の時間に雨が降らないで欲しい」

と願うのは葬儀に関係するすべての人の共通の想いです。

仮に雨が降ったとしても霊柩車で出棺する時間だけはやんでほしい

と願います。それでも降る雨は上手に言葉で表現します。

この言葉は「涙雨」

悲しみにくれる家族の想いやまだまだ生きたいと願った故人の遺志を

本当に上手に表現している言葉だといえます。




雨のお葬式はどことなく悲しい空気を醸し出します。

お葬式当日の天気というのは遺族にとって何年も忘れない情景となって

記憶に残るのです。

 「さようならでなくいってらっしゃい」

フューネが推奨するお別れの形には雨のお葬式よりもどこまでも

澄んだ青空の綺麗な情景のほうが合っているのですが。













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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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