遺体を返せ

ウクライナでのマレーシア航空機爆破や韓国のセオール号沈没で

など今年は人災とも言える事件や事故が目立っています。

一度に多くの人が犠牲になる事故は本当に傷ましいものです。

しかも、多くの学生が犠牲になったことを考えるとやるせない気持ち

です。テレビのニュースでは犠牲に遭われた家族が激しく泣き叫ぶ

姿を見るとこの方たちを何とか落ち着かせるすべはないのかと

思います。他人は無力であることを感じずにはいられません。




事故に遭われてお亡くなりになられた方の弔いは何もないところでは

できません。供養する対象物が必ず必要なのです。

例えば、慰霊碑とか事故が起きた場所などは供養する対象なのです。

日本航空のジャンボ機墜落事故は墜落現場である御巣鷹の尾根には

30年近く経った今も慰霊の為に登山をしています。

整備された供養施設があることはありがたいことです。

しかしながら、なんと言っても供養の対象物は遺体なのです。

いや、お骨と言い換えたほうが正確かもしれません。

突然の「死」の悲しみにくれる遺族は異口同音に

「遺体を返してほしい」というのは供養の対象が遺体だからです。

これは、事故だけでなく地震のなどの天災でも同じです。

ですから、人は2次被害で捜索者が新たな災害に巻き込まれる危険性

を犯してでも「遺体」を探すのです。




戦争というのは供養の対象物である遺体すらぞんざいに

扱われるものです。テレビで観る限りウクライナのマレーシア航空機

爆破事件の遺体処理はそう見えました。

自身の命の保証すらされないばかりか供養の対象物である遺体の

確保さえままならない戦争は絶対に起こしてはいけないし、

巻き込まれるもいけません。











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三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


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