- お葬式の知識
霊柩車の中はカウンセリングルーム?
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自動車産業が集積している地元豊田市は昔から「若者の街」と言われて
きました。他の地方に比べて労働者世代の人口が多いのが特徴です。
しかしながら、その豊田市においても来年、再来年あたりで
超高齢化社会に突入します。
超高齢化社会とは65歳以上の高齢者の占める割合が全人口の21%を
超えた社会の状態のことで5人に1人以上が高齢者という状態です。
人生50年といわれた時代からでは想像もつかないくらい、多くの方が
高齢者になる時代です。
一昔前では80歳でお亡くなりなると長寿にあやかって近所のお年寄りが
お葬式に集まってきたという光景は今は全く見ることができません。
昔ならば、80歳まで生きてこられた方に対して「大往生だったね」
と声をかけたのですが、今は間違っても言ってはいけない言葉です。
では100歳でお亡くなりなられた方にかけて良いかと言えば、これも
いけないのです。家族や近親者にとって何歳になっても生きていて
欲しいと思うものです。「大往生」という言葉が「もう亡くなっても
良い年齢だった」という意味に受け取られると何とも気まずい関係に
なります。
大往生の価値観は人によっても違いますし、国にも、時代によっても
違うのです。ただ、ひとつ確実に言えるのは一昔前よりも大往生の
価値観は大幅な年齢アップをしているのです。
辞書によると大往生とは「少しの苦しみもなく安らかに死ぬこと。
また、りっぱな死に方であること。」とあります。
自分自身が亡くなる時に大往生でありたいと思うほど、素敵な
言葉の意味を持っているのです。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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