失言

相変わらず政治家の失言がニュースで話題になり、発言の取り消しや

陳謝をする光景が無くなりません。公人という立場である以上、

一般の方とは違い一言一言が注目され、本来の意図とは違った解釈で

捉えられることはある程度は仕方のないことですが、明らかに

セクハラ発言やパワハラ発言が生まれるのは人間として情けのない

ことです。もっとも私自身も企業の代表ですから失言には充分に

注意をしなければなりません。



さて、お葬式の現場では普段の日常ではさほど気にも留めない

一言が時として大きな失言となってしまいます。

大切な人を亡くされた方は悲しみのどん底である上に看護の為に

ほとんど寝ていない状態で通夜・葬儀に臨まれることになるのです。

特にお悔みを述べる時に相手を励ますつもりが逆に相手を

傷つけることになってしまうこともあるのです。

「頑張って」という言葉は特に相手を傷つける失言と

なってしまうことが多々あります。悲しみの中で頑張っている人に

「頑張れ」ということは重荷以外の何物でもないのです。

適切なお悔みの言葉が出てこないときは何も発しなくても良いのです。

無言で頭を下げるだけで充分に弔意は相手に伝わります。




お葬式に適切な言葉は究極の感謝の言葉と究極の懺悔の言葉の

2種類です。「ありがとう」

「あなたに会えてよかった」
というような

感謝の言葉や「おやじゴメン」「許せ」といった

懺悔の言葉。

このような言葉には失言は存在しません。













最新記事

最新記事

初めての方へ FUNE公式サイト

三浦 直樹

株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役

1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。

代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。

一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。

終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。

●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛


2024

11

1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

PAGE TOP