- お葬式の知識
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葬儀の仕事にはかつて「職人」と言われた専門職のような人々が
多数存在をしていました。現在のように葬儀会館でのお葬式が
まだ少数派であった頃、葬儀を行うメインの会場は寺院や自宅でした。
葬儀専用の会場でない場所を葬儀の設(しつら)えにする為には
迅速にしかも一定レベル以上のクオリティをもった技術が必要でした。
幕張り職人・テント職人といわれる職人さんは葬儀設営の主役であり、
彼らの活躍なしでは葬儀設営には支障をきたすものでした。
彼らの仕事は精密で、こだわりがあり、完成品はお客様から驚嘆の
レベルの仕上がりであったのですが、いわゆる
職人気質(かたぎ)というものは相当なものでした。
職人気質とは読んで字の如く、職人に特有の気質です。
自分の技能を信じて誇りとし、納得できるまで念入りに仕事をする
実直な性質が故に組織の理屈とか世の中のルールを時として無視を
される存在でした。挨拶をしても返ってこないのは想定内ですが、
時として原価を無視した設営やこだわるが故に繰り返しのやり直しで
時間をオーバーして納期を守れないといったことも多くありました。
葬儀屋が葬儀社として事業が拡大していく中でいわゆる職人さんと
呼ばれる人々は肩身が狭くなっていったのです。
企業となっていく過程の中では個々の技術を捨ててでも全体の
調和を求めるようになり、全社的なサービスのクオリティーを統一
する為に、レベルの低いところで合わせるといったことが大きな企業
であればあるほど求められたのです。加えて葬儀会館の台頭は
職人なしでも葬儀が出来るようになったという点では革命でもあり、
結果的に職人気質の社員が組織になじめずに辞めていく結果になって
いったのです。
今、オーダーメイドの葬儀やこだわりの葬儀を
求める消費者がまた増えてきました。これらのお客様には画一的な
サービスでは絶対に満足をしてくれません。こだわりの葬儀という
商品を提供する為には職人がまた多数必要なってきたのです。
葬儀の業界の中でまだまだ必要とされる多くの職人さんですが、
これからも必要され続ける為には職人気質は無くしてはならない
アイデンティーですが、お客様との調和や一緒に働くクルーとの
調和も必要なのです。
社長としてはクオリティの維持には職人は絶対に必要ですが、
時折、見せる職人気質には組織の調和という点で悩まされて
いるのです。おそらく業種業態を問わず、日本中、いや世界中の
企業の共通した悩みなのかもしれません。
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株式会社 FUNE (フューネ)代表取締役
1975年、愛知県豊田市生まれ。
2005年、株式会社FUNE (フューネ) の代表取締役に就任。
(株式会社ミウラ葬祭センターが社名変更)
2代目社長として経営回復、葬祭関連事業の 拡大を図る。
2024年、創業70周年を迎える。
代表就任以来「感動葬儀。」をテーマに掲げ、サービスの向上に努めた結果、2011年には週刊ダイヤモンド誌調査による「葬儀社350 社納得度ランキング (2月14日発売)」で全国第1位に。
一方、 葬祭業者のための専門学校「フューネ クリエイトアカデミー」を設立するなど、葬祭の在り方からサービスに至るまで、同業他社への発信を続ける。
終活のプロ、 経営コンサ ルタントとしても全国で講演多数。
著書に『感動葬儀。 心得箇条』(現代書林)、『間違いだらけの終活』(幻冬舎)、『2代目葬儀社社長が教える絶対に会社を潰さない事業承継のイロハ 代替わりは社長の終活』(現代書林)がある。
●好きな食べ物:和牛
●嫌いなもの:イクラ・泡盛
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